今まで、縷々今回の合併に関し問題と思われる点を指摘してまいりました。

特に、特例債や財政の見通しに関しては今でも全く納得していません。

町長は合併に際して「しても良くなるとはいいかねるが、しなければ確実に悪くなる」ということを言われた。特例債に関しても「これだけのものは必要」というものに関して使う、と。

私はそういった認識については町長と意を同じくします。

そういった観点から合併協議、特に新都市建設計画を見たとき、あまりにも夢とロマンが前面に出すぎている。いろんな施設が建ち、住民サービスがいろんな面で充実する、もちろんそれに越したことはないわけですが、現在の厳しい財政状況を省みたとき、そのような事業展開をするには後世にどんどんツケをまわしていく以外の方法はない。合併という麻酔をかけて手術もせずにとりあえず10年間痛みからのがれるようなことではいけない、このように思います。

 

ただ、ここで社町単独で進むと言う道を選べるのかと考えますと、昨年12月の総務文教常任委員会で3ヵ年計画が発表され、今後病院の改築が控えていて、財政調整基金の残高が3億円余りになってしまうという話でありました。病院改築の是非は別にいたしまして、こういった厳しい状況を考えますと、まず合併と言う麻酔をかけて手術に踏み出さなければどうしようもない。手術の内容の是非については、今後の議論を通じて明らかにしていく、そういった観点から本議案に対しては賛成をさせていただきます。

 

最後になりましたが、去る1月23日急逝されました友藤議員と、21日の合併調印式の帰りに会派で話をさせていただいた際、私が合併に関していろいろな不満をぐずぐず言ってもいやな顔をせず最後まで聞いていただき、その後「君の言いたいことは良くわかる。ただ、行財政改革のための合併なら前向きに考えたいというならば、君の主張は主張として会議録にとどめ、議案には賛成してはどうか」と申されたのがかけていただいた最後の言葉です。その際、決して上から物を言わない友藤議員に甘えまして、うだうだと理屈を言ってまともな返事をせず、議席のお花に向かってお返事することになったのは本当に痛恨の極みです。

友藤議員が常々唱えられていた行財政改革に向けて努力していくことをさいごに申し添えて賛成の討論といたします。