11月8日 臨時会(新議会役員構成、補正予算)

11月8日に臨時会が開かれ、新しい議会の役員構成を行うとともに、補正予算1件を議決しました。

役員構成

★議長選挙 高瀬俊介議員11票 岸本眞知子議員5票で高瀬議員が当選
★副議長選挙 長谷川幹雄議員10票 大畑一千代議員6票で長谷川議員が当選

その後、委員会の構成を行いました。(◎が委員長、〇が副委員長)

★議会運営委員会◎小川忠市 〇藤尾潔 小紫泰良 岸本眞知子 
 大畑一千代 別府みどり
★総務文教常任委員会◎藤尾潔 〇別府みどり 長谷川幹雄 古跡和夫 
 小松志津雄 松本美和子 大久保忠義
★産業厚生常任委員会◎小紫泰良 〇廣畑貞一 小川忠市 岸本眞知子 
 大畑一千代 大城戸聡子 橋本匡史 中村龍治

 一から出直し、一兵卒で との思いで新しい議会に臨んでいたのですが、図らずも常任委員長を拝命するとともに議会運営委員会の副委員長も務めることとなりました。実は議員生活20年で初めての常任委員長です。一議員としてはもとより、委員会全体で成果をしっかり出せるように頑張っていきます。

補正予算

 この臨時会では、市長より補正予算1件も提案されました。確定申告の納税相談におけるweb予約システムの整備や文化財の防火設備の更新、やしろこどものいえのシロアリ被害補修などに加えて、金額的に大きかったのは国からのコロナ感染症対策地方創生臨時交付金約7500万円を活用して、中学生までの児童生徒に対し3学期分の給食費無料化(または相当額を支給)する事業でした。

Q:コロナ、物価高への対応ということならば、全市民同じ状況であり、子育て世帯に集中して支援する理由は。近隣市では商品券の発行等取り組まれている事例もある
A:全市民への対応と言う点では水道料金の6か月無料化、事業者へは燃料高騰対策の助成金などの取り組みを行っている。交付金の対象となる事業が限られている中で、今回は子育て世帯に焦点を当てた

という議論はあったものの、基本的に支給自体に反対という声はなかったと思います。しかし、以下に述べる仕組みによる支給の公平性という点が議論になりました。

●令和5年1月1日に加東市に住民登録があり、3歳以上で市立こども園・市内の認定こども園、認可保育所、市立小中学校に通学・通園されており、給食費の徴収が免除になっていない方
→給食費を徴収しない。
●上記以外の未就学児(3歳未満、幼稚園や認可外保育施設、市外の認定こども園を利用、保育園等を利用していない、1月2日以降に転入等)→給食費相当額15000円を支給
●上記以外の小中学生(市立小中学校以外への通学、給食費の徴収免除となっている方、1月2日以降に転入等)→給食費相当額の10000円を支給

という制度設計ですが、この仕組みでは1月2日以降に転入された方の分が日割りになっていないため、給食費相当額以上の支給が行われることになります。(極端な話、3月31日に転入されても3学期分相当額 全額が振り込まれます。3月31日だったら3学期の給食終わってますよね、、、)

市は「事務の負担を考えた(注:日割りにすると、転入の場合はともかく、転出の場合の手続きがややこしくなる)」「新しく加東市に来ていただく、という点を考慮した」と答弁していましたが、これは公平性の観点から問題であると考え、反対することにしました。(反対は私含め2名でした)

 大筋の内容については異議がないだけに苦渋の決断ではありましたが、市民の方から「給食費相当額と言いながら、一日でも満額もらえるのはおかしいんと違います?」(ついてに言うと2月まで市立学校に通させていた方には3月分相当額が当たらないことになる)、と聞かれた場合、説明ができないので・・・

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