11月14日には総務文教常任委員会が行われ、東条第一体育館の空調設置および人間ドック助成金に関する国庫負担金の返還について調査を行いました。私も委員長としての初仕事でしたので、ていねいな運営になるよう努めました。なお、会議資料はこちらからご覧いただけます。
東条第一体育館の空調設置
加東市では、利用者の熱中症対策や災害時避難所としての活用の観点から、社会教育施設の体育館に対し空調を導入しました(スカイピア、滝野体育センター、社第一体育館、社武道館)。東条地域に関しては、東条学園整備後に社会体育施設として利用する体育館を東条第一体育館(とどろき荘横)に変更したことや、耐震改修がなされていないこともあり整備が遅れていましたが、来年度に予定されている耐震改修に併せ空調設備の導入を進めて行きたいとの方針が示されました。
Q:避難所としての利用を想定しているか。
A:東条川の近くにあるため、洪水の避難所としては指定できない。耐震改修を行った後、地震に対しる避難所として指定できるかは防災課と協議する
Q:来年度耐震改修も含め長期間使用ができなくなる。定期利用の団体も含め、関係者への説明は。
A:東条学園体育館や、社第一体育館(福田小学校横)の使用も含めて今後説明を進める
基本的に進めるべき話であると思うのですが、後者については「社第一体育館を代替の活用場所」として理解が進むのか少し懸念があります。今の加東市役所はそんなことがないと固く信じたいですが、昔の”あるある”だと
「社第一体育館で代わりに使ってください」
市民「え…社まで行くんですか?(とか、今適当な活動時間が空いていない、とか。)」
「あ、利用されないんですね」
市民「他の案はありませんか」
「難しいですねえ」といったパターンのやり取りを市民の方からお伺いすることがあります。繰り返しになりますが、今の加東市役所はそんなことはないと堅く信じたいです。
また、委員会資料には令和3・4年度夏の利用状況も示されており、夏の利用時間の30%弱で空調が使われているようです。1台あたり1時間650円という使用料が気になっていたのですが(大きい箱を冷やすにはかなりの費用が必要と言うことですね…)まずまずの利用があり、導入を積極的に提言してきた者としては少しほっとしています。
人間ドック助成金に関する国庫負担金の返還
加東市では、平成29年度から特定健診の一環で国民健康保険の被保険者の人間ドック利用に助成を行っており、当該事業に対して国庫負担金をいただいていましたが、このたび国の会計検査院が厚生労働省に対し、(人間ドックのうち)特定健診にあたる部分が契約書等で明確になっている必要がある、と指摘した影響もあり平成29~令和2年度 計101万円の負担金を返還する運びとなりました。
このような負担金の返還は、市側のミスに起因することもありますが、今回のケースは厚生労働省と会計検査院の間のやり取りでルールが厳格化されたことのともなうもので、やむを得ないものと考えます。後から厳格化されて過去の分まで返還を求められるのは釈然としない気持ちもありますけどね。
コメント
どちらの案件も特段問題がなく反対する理由もないようです。西村勝彦